遅報 FUTBOL DOUGA
世界中の公式サイトなどから試合の動画などを紹介しようと思います。澤選手の記事のみUP中
イビチャ・オシム監督1年目
オシム 監督デビュー

ジェーリョ
 

前のやつのシリーズなんだけど1980年のプロ監督としてジェレズニチャル1年目の映像。

    動画

ベンチでの怒る仕草は変わってないね。
オシム監督の現役時代の動画
ジェレズニチャル

ジェーリョ


たまたま見つけました

    昔のジェレズニチャルの動画

の中でイビチャ・オシム監督の現役時代のプレーが見れます。パルチザン戦とOFKベオグラード戦のゴールとアシストですかね。他の選手も混ざっていますが。

背が高いので分かりやすいです。

元々はthemaniacs.orgのvideoのとこにあった動画みたい。GALERIJAでは昔の集合写真とかも見れます。
ビデオトンの悲劇:ジェレズニチャル
ビデオトンの悲劇

最近出た「イビチャ・オシムの真実」に書かれていた試合。

ジェーリョ


時は84−85シーズン、イビチャ・オシム監督率いるボスニアのジェレズニチャルはUEFAカップの準決勝まで進出しハンガリーのシュゼケルヘルバル・ビデオトンと対戦した。

第1戦は

   シュゼケルヘルバル・ビデオトン3−1ジェレズニチャル

と敗れたものの

第2戦はホームで2−0とリード。このまま行けばアウェーゴールで決勝へ進出、とジェレズニチャルサポーターの誰もが思っていた終了3分前にまさかの1点を失い敗退。

レアル・マドリードとの決勝を目前にしながらの悲劇にサポーターは途方に暮れたという。

第2戦

   ジェレズニチャル2−1シュゼケルヘルバル・ビデオトン

失点の直後に頭をかかえるオシム監督が映っています。かなり若い。90年W杯アルゼンチン戦のPK負けと並ぶ苦い記憶だろうね。



その他
    ジェレズニチャル対ウヌベルシターテア

    ジェレズニチャル対ディナモ・ミンスク
        その1 その2

ディナモ・ミンスクにはガンバにいたアレイニコフがいました。
シュトルム・グラーツ@オシム2
00−01UEFAチャンピオンズリーグ2次リーグ第6節

マンチェスター・ユナイテッド3−0シュトルム・グラーツ


マンチェスター・ユナイテッド

manu2


シュトルム・グラーツ

strum1

*実際は3ボランチ イベルツ=イベルツベルク ノイキル=ノイキルヒナー

2次リーグ最終節、2位のマンチェスターと3位のシュトルム・グラーツの直接対決。シュトルムが勝ち上がるためには3点差での勝利が必要な試合でした。

しかし、立ち上がりからマンUの勢いに圧倒されます。彼らは一気に試合を決めに来ていました。
この頃のユナイテッドは全盛期からまだ離れておらず、チャンピオンズリーグでも優勝チーム以外に何年もホームでは負けていません。

「彼らは考える前に体が動いている」

と対戦したチームの監督が語ったことがありますが、リーグ戦、CLなどでもボールが止まらずに4、5本つながってのゴールを生み出す以心伝心の連動性がありました。
アウェーではリスクを犯さずに慎重な試合をしますがホームでは積極的です。

シュトルムはアウェーを意識したのか押し込まれぺナルティエリアの周辺に8、9人が張り付く状態になってました。まぁ1対1に強い選手が連動して入ってくるのだから当然と言えば当然ですが。
それにこの日は、ベッカム、ギグスが欠場したことによって中盤の流動性が高くなり、チャドウィックがベッカムにはないドリブルという武器でサイドを活性化していました。

最初のこの攻勢を耐えればと言うゲームプランだったかも知れませんが、2分にはCKから決定的なシュートをスールシャールに許します。ユナイテッドの速いプレッシャーに完全に呑まれている状態。

4分 右サイドでチャドウィック、スールシャールがからみぺナルティーアークの辺りにボールがこぼれ、ニッキー・バットがミドルシュート、ゴール。
ほぼこれで試合は決まります。

さらにプレッシャーを高めるユナイテッド、それに押し込まれて下がってしまうシュトルム。

解説:柱谷哲二「もっと前から取りに行かなきゃ」
               「(オシム)監督がどういう指示とプランを選手に示したのか分からない」

取りに行ったとしても簡単にはたかれるか個人で打開されてしまう可能性が高かったと思いますが、確かにアグレッシブさは欠けていました。

20分 左サイドでバット、スールシャールと1対1に勝ち中央のシェリンガムがゴール。2−0。

シュトルムの攻撃はハースがジェフで見せてるようにボールを半身で受けて落としたり、長いクロスやを入れる形。しかしスタムに厳しくマークされ、ヴァスティッチも中々前を向いてプレーが出来ない。
ユナイテッドは守備も全くサボらず。

左サイドのイラン代表ミナバンドはチャドウィックに引っ張られていたので、シュトルムのチャンスは右のショップの長い距離を走っての飛び出しがほとんど。中盤は中々上がって来れず厚みは出来なかった。

後半は消えていたミナバンドをスザビクスに代えるも、ユナイテッドの運動量とペースは全く落ちず一方的な展開。左サイドのクロスから3−0とされ、ようやく75分過ぎあたりからスペースが空いてきて互角といったところ。攻守の速い切り替えからFWが前を向くシーンがあっても1対1で負けてしまい、決定的なシーンは少なかった。

アジア杯予選イエメンの日本代表のように連動性を意識しすぎて、キープして散らすか、前を向けばチャンスになっていたシーンで簡単にボールを失うシーンも多かった。

この試合の解説をしていた柱谷哲二氏はシュトルムが1次リーグを得失点差がマイナスながら1位突破したことを訊かれ、この試合の状況をふまえながら「不思議なチームですね。」と答えている。


まとめ

この日のユナイッテドはオシム監督が目指すようなサッカーをしていたと思う。1対1に強くしっかりとした技術を持った選手がダイレクトプレーで連動しほぼ90分間サボらずにプレーをする。

一方のシュトルムはアウェーの雰囲気に呑み込まれてしまい、受け身になっていたし、1部の選手以外はボールコントロールの技術が高いとは言えなかった。90分間集中して自分達のプレーをしていたとは言えず、最初の失点で心理的に諦めている選手がいたようにも感じた。

これらのことを考えるとオシム監督が日本代表を引き受けたのは

・日本の選手はあまりアウェーを意識しない。(プレーを変えない)

・鍛えれば90分間諦めずに走れる(集中できる、持久力がある)

・パスをつなぐ伝統がある。



これらの要素がオシム監督の考える理想のサッカーに当てはまるからではないかと思う。オーストリアのレベルは日本とほぼ同じとオシム監督は言ってるけど、メンタリティは全然違う。
日本は単純な体のサイズでハンデがあっても数的優位を創るのには適してるし、そうせざるを得ない。

しかし、この日のマンチェスター・Uの様に1対1に強い選手がいなきゃ勝てないのも現実。

アジア杯予選の苦戦を見ても前途は多難だと思うけどオシム監督は若手を使うと思う。

「カードゲームとサッカーが違うのは、数字はいつまでたっても1は1だが、選手は成長するものだ」

とオシム監督は言っている。現実にジェフの選手には数的優位を作り、余裕を持って仕掛けることで1対1に強くなっっていった選手がいる。
孤立した状態では失敗する可能性が高く本当に能力が高くないと潰れてしまう可能性もあるしね。

今は結果も大事だけどやっぱりどいうサッカーをするかが大事、アジア杯予選は2位以内でいいわけだし。そこら辺は現実的計算してる。これからが楽しみです。

選手選考

最新の雑誌J+に選手選考のヒントが載っています。代表はクラブチームのユニット単位で選べば監督も楽だと答えてるし、アリゴ・サッキACミラン型の4−4−2プレッシングサッカーをあまり評価してないみたいです。
4−4−2フラットのプレッシングだと守備の陣形を崩さない為にポジション固定気味でDFのオーバーラップが少ないからだろうね。
シュトルム・グラーツ@オシム
99−00チャンピオンズリーグ1次リーグ第2節

シュトルム・グラーツ0−3マンチェスター・ユナイテッド


シュトルム・グラーツ

syutorum



マンチェスター・ユナイテッド

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オシム「我々の目標は1勝すること」

98−99シーズンにチャンピオンズリーグに出場したものの、レアル、インテルとグループリーグで同居し1分5敗だった。
今シーズンの第1節マルセイユ戦も2−0で敗戦。ホームに前シーズンのチャンピオンを迎えるにあたって。

マンチェスターはギグス、ヨンセン、G・ネヴィルが怪我で欠場。シュマイケルの移籍にともないマッシモ・タイービを補強したが登録が間に合わずファン・デル・ホーブが出場。

得点経過

16分 ベッカムが右サイド中央よりからFKを直接狙う→壁に当たって戻ったところをキーンがミドルシュート→ほぼ正面もキーパーのブラインドになり反応が遅れ、バーに当たりゴール。0−1

31分 右CKをベッカムが蹴り、ニアでヨークが合わせて0−2。

33分 中盤でボールを失いカウンター、2対2の状況を作られ最後はコールに絶妙なトラップからゴールを決められる。

前半は名前負けしたのかシュトルム・グラーツはヴァスティッチも下がり、ぺナルティエリアあたりで8バックみたいな状況になってた。

プレスをかけるものの激しさがなくボールを回されてしまいズルズル下がってしまう。攻守の切り替えも速いとは言えずボールホルダーを追い越す動きも少ない。
ジェフでのサッカーを見てからだと本当にオシムのチームなのかと思うくらい。

解説 水沼貴史「細かすぎますね」

その状況で細かくパスをつないで行こうとするものの、リードし余裕を持ったユナイテッドの守備陣の前にヴァスティッチくらいしかキープが出来ず時間がかかってしまい潰されるケースが多かった。

ようやく前半終了間際にCBのノイキルヒナーがボールを持って攻め上がりボランチのメルリッヒがその外をオーバーラップしてセンタリング、惜しいチャンスを作った。

この状況でオシムが何を言うか、大体想像出来るけどそれは後半の内容で明らかになる。

後半、3点をリードしたマンUはリスクを犯さず慎重なこともあるけどシュトルムの攻勢が続くようになる。

体を張ったアグレッシブな守備をするようになり、スライディングでのインターセプト、ボール奪取が目立つようになる。

ボールをカットした選手がそのまま攻め上がり、ボールホルダーを追い越す選手が3人、4人と出てくるようになった。ユナイテッドのディフェンスが忙しくなり崩され始める。

55分左サイドのクロスからFWがDFの前に入り込み倒されてPKを貰うが、ヴァスティッチが外してしまう。これが決まっていればもっと面白くなったのだけど。

その後もシュトルムペースで進むが、チャンスを作ってもシュートが枠に行かない。はっきり言ってJリーグと同じか、この試合に限ってはそれ以下だったと思う。

これを見ると決定力不足っていうのは監督と言うよりも個人の問題で日本代表もしっかり決めれる選手が出てくるまでは解消されないと思う。

オシム監督になったからと言って変わることではない。ジェフだってそうだし。だからこそ出来るだけ多くのチャンスを作り出す必要があると考えてるはず。

感想

シュトルム・グラーツの後半のサッカーを見ても、やっぱりジェフや日本代表のサッカーとは特徴が違う。オーストリアの選手は日本人のような敏捷性がなくボールコントロールもヴァスティッチ以外はそんなにうまくなかった。

少なくともこの試合からはスピーディーな展開は少なくあっても短かった。オシム監督は自分の理想と選手の適性のバランスを取ったチームを作るから当然だし、目標を1勝といっているように勝つためではなく選手に学習させるために試合をしてるように感じた。

完成途上のチーム。このチームが1年後のチャンピオンズリーグでどう成長したか。それはまた後で書きます。

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